協同組合 NSK保険協会
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第38回 NSK接骨学術研修会 (15周年記念講演)

野球肩関節障害について

場所:ルネッサンスホテル
日時:平成16年3月14日(日)

みどりクリニック 瀬戸口 芳正様

野球の肩関節障害は、オーバーユースによる障害が特徴的である。
筋、腱、靭帯の繰り返す微小断裂と不良な等級フォームが重なり、肩の不安定性を続発する。
不安定な肩は投球を繰り返すことにより、悪循環に陥り、次第に腱の断裂や関節唇の剥離を引き起こし、ついには手術しないと治せない程まで肩の構造が破壊されていく。
受傷時期が特定できる現在の手術の技術では、本来の強固かつしなやかな再建することは困難であり、障害を起こす前に予防していくことが非常に重要となる。
投球障害の予防とリハビリには、肩関節の充分な筋力と可動域、適切な投球フォームの修得が必要となる。
運動連鎖の観点から、肩関節のみにとらわれる事なく、体幹、下肢の異常も含め全身のコンディショニングを行わないと改善しない症例も多い。

プロフィール

平成二年 宮崎医科大学卒業、三重大学にて麻酔科、救急救命・集中医療部に入局、小山整形外科病院勤務の後にみどりクリニック開業。
中日ドラゴンズチームドクター、FIM(国際モータースポーツ連盟)認定チーフメディカルオフィサー、NSCAジャパン理事など兼務。